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「ファイザー19兆円買収、本社はNYからダブリンへ!」 [経営]

 N.Y.に本社のあるアメリカの製薬会社ファイザーが
今年最大級のM&Aで、アイルランドのダブリンにある
アラガンを約19兆円で買収したそうだ!
 さらに、ファイザーの本社をN.Y.から子会社アラガン
があるダブリンへ移すことになりそうである!
 これは、企業的に大きなメリットがあるらしい!


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 ファイザーという会社は、処方薬の売上高445億ドル
(約6兆円)ほどあり、ヒット商品としてED治療薬「バイアグラ」
や高脂血症治療薬「リピトール」などが有名である
 
 買収されたアラガンは、処方薬の売上高111億ドル(約1.5兆円)
ほどでヒット商品が、しわ取り薬剤「ボトックス」などが有名である

 合併すると556億ドルの世界最大の製薬会社となり、
フツーなら親会社に本社機能を移すものであるが、今回は、
子会社アラガンの本社があるアイルランド・ダブリンへ
機能を移すようである

 これには、大きな理由があり、それは、アイルランドへ機能
を移したほうが、法人税などが本国にいるよりもずっと節税に
なるそうだ

 ◎世界の法定実効税率
---------------------------
・1位.アメリカ 39.00%
・2位.フランス 34.43%
・3位.ベルギー 33.99%
・4位.日  本 32.11%
     ︙
・34位.アイルランド 12.50%
---------------------------
 となっており、アイルランドが本国に比べていかに
安いか…、さらに合併後の節税効果が半年で約20億ドル
ほどになるそうだ

 現在、本社機能を本国でなく税率の安いところへ移す
ということが世界的に問題になっているようで、これを
タックス・ヘイブン(租税回避地)と呼ばれているらしい

 意図的に外国企業を誘致するために優遇する国があり、
それがアイルランド、シンガポールやケイマン諸島などで
ある

 OECD・経済協力開発機構が、世界で年間約12兆円~29兆円
ぐらいの法人税を取り損なっていると警鐘を鳴らしている

 本来、本社であるとこから税収が取れなくなることによって
恵まれない人や福祉や福利厚生などなど、税金を分配することで
役に立っていたものが取れなくなるとかなりの国としては大きな
ダメージとなるだろう

 この問題は、アメリカでも大問題になっており、さらには大統領
選挙の論点にまでなっているそうである


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