「美味しいVSまずい…」

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食べて美味しかったモノの記憶は、コトバとしてよく覚えているけれど、
感覚としては、うまく思い出せいないものだ。

逆にまずいモノの記憶は、からだ全体で思い出すことができる。

これはたぶん食べ物ばかりじゃなくて、いろんなモノにあてはまるような気がする。

コトバに直せる記憶の方は、アタマの中のどこかに刻みこまれ
ボディの方は、美味しかったことよりまずかったことの方をより鮮明に記憶される。

まずいモノへのボディ全体の記憶は、人間にとって「危険信号」として深く刻まれる。

結局、美味しいものというのは、アタマではよく憶えられないから
「どう美味しかったっけなぁ…？」と記憶をたぐり寄せるながら
カメラのピントが合うような感覚で何度も確認しながら食べているのでないか！

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