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「人魚のミイラの作り方をニセモノ博で!」 [ホント?]

 大ニセモノ博覧会で国立歴史民俗館(千葉・佐倉市)
の同館の西谷大教授が、日本各地で存在する人魚のミイラの
作り方を今回の展示の目玉として紹介したようだ
 プロセスとしては、小さめのサルの上半身と大きめの
鮭の下半分+尾びれを用意し、それを膠で接合して
40日間乾燥させるそうだ!
 そうするとレプリカなんだけれども、なんとも言えない
神秘的な存在感を醸して出す人魚のミイラが
完成するそうだ


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 もともとは、人魚のミイラは、今から100年ほど前の
江戸時代終わりごろから盛んに作れてきたようである

 目的としては、だいたいは地域信仰の対象になっている
場合が多いらしい

 本来は架空の生き物である人魚だが、ニセモノを作ることに
よって現実にそこに存在することが狙いのようだ

 それによって、災難や災害または災いから人々を守ってくれる
いわば、身代わりを引き受けてくれる対象物として作られた
要因が大きかったらしい

 現代人の考え方では、コピーをホンモノの単なる写しとして
捉えること人が多いが、やはり、江戸時代の人たちにとって
コピーをするにも深い意味があったようである

 ニセモノ文化は、すべてが悪ではない、フェイクをうまく
有効活用することで、今日の日本伝統美も培われたのではない
だろうか


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タグ:フェイク
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