「ちょっとした傾きで世の中を便利にした…！」

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　ほとんどのサラリーマンや学生さん、フツーの人でも
かなりお世話になっていることがある

　それは、パスモ、スイカ、イコカ…などのいわゆるICカードを
使ったIC改札機である
　最近では当たり前すぎてなんの違和感もなくお世話になっているが
開発の道のりかなり厳しかったようである

　開発当初の頃は、５回に1回しか通過できず、あまりにもエラーが
多すぎて、導入も危ぶまれた時代があったようだが暗中模索の
時代を経て、いまの快適な便利さに至ることになる

　技術・開発側としは、いかにして10cmのエリアに0.2秒間
タッチさせるかが、至難の業だったようで
この作業がないとデーターのやりとりができないので
歩くスピートでスムーズに通過できなくなる

　試作機も何台もつくり、そのたびに、実際に被験者を使い
データーを重ねたようだ
　試行錯誤の結果、今のちょっと角度のあるエリアを
タッチ＆ゴーする形になったようだ

　この傾きこそがブレークスルーであり、それが傾斜角度13.5度である
これがスムーズに人の流れを生む角度なったというわけである

　だから全国どこへ行ってもこのICカード改札機の角度は
スタンダードとなっている

　突き詰めれば、この角度が1度違えば世の中の効率が
数十％も変わってしまう1度なのかもしれない！


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